D-STARリグのGPSメモリをGoogle Mapに取り込む [D-STAR×GPS]
以前、ID-31のGPSログを、無料でダウンロードできる地球儀ソフト:Google Earthに取り込む方法をご紹介しましたが、知人から「ID-92のGPSメモリは地図に出せないの?」「オレIC-2820でせっせとGPS位置情報メモってるんだけど、アラーム以外に使い道ないの?」の質問が。
ちょっと手加工必要ですが、GPSメモリ機能のあるD-STAR機なら、Google Map(*)などに取り込んで表示させることができちゃいます。(o^^o)
(*)Google社がインターネットを通じて提供する地図ソフト。地図に取り込むにはあらかじめユーザ登録必要です(無料)
大まかな流れは[GPSメモリデータを取り出す]→[KML形式に変換]→ [GoogleMapにインポート]です。
- クローニングソフト(またはコントロールソフト)を起動(リグはあらかじめPCに接続しておきます)
- リグのデータをソフトに取り込む
- GPSメモリを[ファイル]-[エクスポート]でPCに保存(CSV形式でファイルが保存されます)
- CSVファイルの加工:KML形式に変換する前、簡単な加工を行います。
エクスポートしたCSVファイルを開く。
CSVファイルのデータを、上のように[整理番号・Name・説明・経度・緯度・標高]の順に並び替えます。
>整理番号:必須(なんでも良い)
>説明:ブランク可(あとでも編集できます)
>標高:ブランク可
入れ替えが終わったら、1行目(見出し)を削除し、保存します。 - インターネットでGoogleマップ KML/CSV相互変換サイトを開いておく。(便利なサイトです。多謝)
- 保存したCSVファイルを、Excelではなく、メモ帳などのテキストエディタで開く。
こんな感じで、データがカンマで区切られています。 - テキストエディタの文字を[全て選択]-[切り取り]して、Googleマップ KML/CSV変換サイトの右側<CSV>に[貼り付け]します。(空白になったテキストエディタは開いたままにしておきます)
- [CSVからKMLに]ボタンをクリック
- サイト左側<KML>に出て来た文字を全て選択[コピー]し、元の空白のテキストエディタに[貼り付け]する
- テキストエディタを[ファイル]-[名前を付けて保存]で、拡張子を[.kml]に変更して保存する
- ブラウザでGoogle Mapを開き、ログインしておきます
- [マイプレイス]-[地図を作成]-[インポート]の順にクリック
- [ファイルを選択]で、作成したKML形式のファイルを選択し[アップロード]します
- こんな感じで地図に表示できます。
GPSログは軌跡表示できて便利ですが、D-STAR機持ってお出かけした際、GPSメモリをセッセと蓄積して行くことで、例えば『オービスマップ』や『ネ○ミ取り目撃場所』、『うどん店制覇マップ』とか『温泉制覇マップ』、『登った山の記録』や『レピータエリア調査』などなど、いろんな使い道がありそうです。
また「オプションGPS付けてないよー」の方も、QSO相手局がGPS位置情報を送ってきた時、相手局の位置情報を『GPSメモリに書き込み』しておくことで、地図上に相手局コールサインや交信日時を表示させることもできます。
ID-31はもちろん、ID-92やID-80、IC-2820やID-880などに搭載されたGPS機能でも十分遊べるので、「オレのリグGPSログ機能ない」とお嘆きの方も、これならイロイロ遊んでいただけるのでは?って思います。(o^^o)
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