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D-STARリグ選定のポイント [D-STAR]

D-STAR(Digital Smart Technologies for Amateur Radio)が世に出回ってから約十年。
短い期間で世界的に大きく普及したD-STARは、新しい製品が出る度に操作性などが進化しており、リグ選びに困ることもしばしばです。^^;
バンドや出力、広帯域対応かどうかなど、リグを選定する条件はたくさんありますが、デジタル部分については、わずかな違いが後々の満足感を左右することも。

そこで、カタログを見比べるだけではわかりにくいD-STAR機の違いを一覧表(*)にしてみました。

image.gif

まず大きな違いは、D-STARレピータを使うときに

(1)周波数やレピータ&相手局コールサインを自分で設定する
(2)あらかじめ入れておいたメモリーを使う
(3)簡単設定機能(DRモード)を使う

のどれが使えるか?の違いがあります。

(1)の方法は、D-STAR対応機であれば、アイコム製でもそれ以外のリグでも、全てのリグで使うことができます。
(2)の方法は、ゲート超え(ゾーン外との通信)が簡単にできるとして特に国内で流行った方法ですが、D-STARレピータの数が増えるにしたがいメモリー数が足りなくなり、アクティブなHAMにとっては使い勝手の悪いものになってきました。
(3)の方法はID-80/880から搭載された機能で、特にID-31で[DR]キー長押し後の操作性を体感してしまうと、それ以前のD-STAR機が使えなくなってしまうほどです。^^;

もう一つ、GPSをどう接続するかの問題も見過ごすことができません。

非常通信や山岳移動に使う場合はもちろん、仲間とアイボールする時なども、GPSは便利なアイテムです。

(1)固定機:リグに位置情報を手入力する[GPSマニュアル設定]機能のあるリグは便利です。
(2)モービル機:国内モデルのIC-2820はGPS標準ですが、その他のモービル機や固定機の場合は、ガーミン社のGPS18×PCなどを取り付けることで、GPSを利用できます。
(3)ハンディ機:ID-80&ID-92には専用のオプションGPSマイク(ヘビーな作業にも耐えそうな頑丈さ!)が用意されています。ID-31やID-51はGPS内蔵ですが、高精度なのでお勧めです。

なお私はすでにID-51を予約済み[ぴかぴか(新しい)] あとは「はやく発売開始して~」とお祈りする毎日が続いています。^^;


(*)2012/10/31  リストを見た方々からfacebook経由でたくさんのコメントやメッセージをいただいたことから、一覧表を改訂しました。主な改訂箇所は下記のとおりです。

・ID-1および生産終了機種も追加
・各機種の発売開始年も追加
・モードや最大出力を追加
・その他、お問い合わせのあった機能などを追加

たくさんの方々にブログをご覧いただいたようで、とっても感激です。 [揺れるハート]


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